供花

日頃からのお供えにおすすめの仏花

■仏壇に供える花にも決まりがある
仏壇に供える花は、どんなものでも良いわけではありません。
仏壇花には、あらゆる決まりがあります。
まず花色は四十九日までは白、黄色、紫の3色に、四十九日を過ぎてからは前述の3色+赤、ピンクを合わせた5色で構成されているのがふさわしいと言われているのです。
また、仏壇にお供えする花は切り花にしても長持ちする種類が良いと考えられています。
長持ちする花を選んでお供えすると良いでしょう。

■10月でおすすめなのは菊
10月の時期にも咲いている花で、仏壇花としておすすめなのが菊です。
菊は9月から11月の間に咲いている花であり、長持ちする花としても有名でしょう。
特にコロンとした丸くてかわいらしい菊として知られるピンポンマム(ピンポン菊)は菊の中でも非常に長持ちする花であるため、大変おすすめです。
ピンポンマムには、黄、白、ピンク、赤紫などといった仏壇花としてふさわしい花色も豊富に揃っているので良いでしょう。
通常の菊とは異なり元々欧米で品種改良された洋菊であるため、モダンな印象にもなります。

■近年プリザーブドフラワーが増えている
また、最近では生花ではなくプリザーブドフラワーを仏花としてお供えしているご家庭も増えています。
枯れることもなく、水の取り換えなどの必要もないので日頃からお仕事などで忙しい方も安心です。
仏壇にお供えするなら生花ではないといけないのではないかと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
確かに祭壇用に使われる供花や枕花などは生花をお供えすることが一般的な考え方になります。
ただし、仏壇に供える仏花は、共働き家庭が多いなどといった現代のライフスタイルにおいて生花や水を定期的に換えることが難しいご家庭が増えていることからプリザーブドフラワーも使われるようになってきました。
時代のニーズが変わりつつあるのです。
プリザーブドフラワーは元々生花であった花に、特殊な技術で染色し直して造られるものです。
そのため、あえて生花を活用したプリザーブドフラワーもふさわしい花だと言えるでしょう。
プリザーブドフラワーなら長持ちするかどうかについてはあまり気にする必要はありませんので、あえて美しく華やかなプリザーブドフラワーを飾るのも良いでしょう。