祝い花

胡蝶蘭、観葉植物を育てるにあたって知っておきたい虫対策

■観葉植物にもさまざまな虫が
胡蝶蘭や観葉植物などはインテリアを彩るのに最適ですが、どうしても植物であるが故に虫の被害に遭ってしまうことがあります。
観葉植物でいうとキノコバエやチョウバエなどのコバエが発生しやすいです。
キノコバエは元々有機用土や有機肥料を餌としていて土の中に卵を産んで大発生することがあります。
また、チョウバエは水垢、汚水から発生するため観葉植物の受け皿などに卵が産み付けられて発生します。

■土や肥料、水はけを良くして対策を
コバエの対策法としては、まず前述の環境を排除することが大切です。
土は表面を無機質用土にして、赤玉土やバーミキュライトを撒くなどといったことも有効です。
また肥料は有機肥料でなく化成肥料を使うと良いでしょう。
鉢底石を入れるようにいつでも水はけの良い土を使うことで土の通気を良くすることができます。
そしてチョウバエ対策としては受け皿の水を定期的に捨てることで発生を抑えることができるのです。

■胡蝶蘭にもさまざまな害虫が発生
胡蝶蘭も同様にコバエが付きやすいですし、そのほかにもハダニやコナカイガラムシ、アザミウマ、アブラムシ、ナメクジ、アリが発生します。
コバエは水の与えすぎで発生するおそれがあるのです。
ハダニは葉がべたついて変色し、株が弱って枯れる元になります。
発生したら、ダニ用の薬剤を使うと効果がありますが、すぐに抵抗性が付いてしまう虫ですので、一度でしっかり駆除するようにしましょう。
また、アブラムシは株を弱めてしまうので蕾がつかなくなることにもつながります。
虫がまだ少ない場合は水で流すだけでも駆除できますが、大量に発生したら薬剤を散布すると良いです。

■夏にはしっかり対策を
コバエ、ナメクジは特に梅雨から夏の時期にかけて発生しやすく、それら以外の虫は初夏から初秋にかけて株が乾燥し始めると発生しやすくなります。
まず胡蝶蘭からこれらの虫を守るにはまず屋外には置かないことはもちろんですが、落ちた葉や花はすぐに取り除いて、鉢の周辺を常に清潔にしておきましょう。
また、多湿の環境は良くありませんので、水の与えすぎは厳禁です。
水を与えすぎないようにし、風通しを良くしましょう。
また、夏はどうしてもエアコンをかけがちですがあまりエアコンの風が当たらないよう、乾燥しないように気を付けるようにしましょう。