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「真実の木」と呼ばれる「ドラセナ・コンシンネ」特徴や育て方

ドラセナ・コンシンネはどんな植物?

「竜の血」が名前の由来?
ドラセナ・コンシンネは、リュウケツジュ科・ドラセナ属の観葉植物です。
学名は、「Dracena marginata(ドラセナ・マジナータ)」です。
「Dracena」は、ギリシア語の「ドラカイナ」を語源とする言葉であり、「雌の竜」を意味しています。
ドラセナ・コンシンネの仲間である「竜血樹(リュウケツジュ)」という植物からは、赤色の樹脂が取れるのです。
この樹脂が竜の血を意味する「Dragon blood(ドラゴン・ブラッド)」と呼ばれていたことから、ドラセナ・コンシンネの名前の由来となったとも言われています。
ちなみに、ドラセナ・コンシンネは、英語名では「Dragon Tree(ドラゴン・ツリー)」、和名では「紅覆輪千年木(べにふくりんせんねんぼく)」と呼ばれています。
ドラセナ・コンシンネの原産地は、マダガスカル共和国やモーリシャス共和国です。
日本に伝わった時期については、大正時代頃だと言われています。

ドラセナ・コンシンネの特徴

ドラセナ・コンシンネの特徴は、細長く、先端が尖った葉っぱです。
葉っぱは、30cm~200cmくらいまで成長します。
真っすぐ伸びたシャープな葉っぱと細い幹というスタイリッシュが見た目から、人気の高い観葉植物です。
また、ドラセナ・コンシンネはほかの観葉植物と比べて育てやすいという特徴もあります。

ドラセナ・コンシンネの品種について

ドラセナ・コンシンネには、いろいろな品種があります。
日本で人気となっている品種は、「コンシンネ・トリカラ」、「コンシンネ・トリカラー・レインボー」、「コンシンネ・ホワイトホリー」などです。
それぞれの特徴は、以下の通りです。
■コンシンネ・トリカラー
コンシンネ・トリカラーは、品種改良により日本で誕生しました。
緑の葉っぱの部分に、赤色とクリーム色の縦縞が入っているのが特徴です。
3色となっていることから、「トリコロール」にちなんで、コンシンネ・トリカラーという名前が付けられました。
■コンシンネ・トリカラー・レインボー
コンシンネ・トリカラー・レインボーは、コンシンネ・トリカラーを改良して誕生した品種です。
コンシンネ・トリカラーよりも、緑色が薄くなっているのが特徴です。
全体的に赤みがかっており、虹に見えることから、コンシンネ・トリカラー・レインボーという名前が付けられました。
■コンシンネ・ホワイトホリー(ホワイボリー)
コンシンネ・ホワイトホリーは、葉っぱが緑色と白色のストラップとなっているのが特徴です。
涼やかでさわやかな印象の品種です。
ホワイボリーと呼ばれています。

トリカラー

トリカラー・レインボー

ホワイトホリー

コンシンネ・トリカラーコンシンネ・トリカラー・レインボーコンシンネ・トリカラー・レインボー

ドラセナ・コンシンネの花言葉

花言葉は、「真実さ」です。
そのため、ドラセナ・コンシンネは、「真実の木」と呼ばれることもあります。
ちなみに、ドラセナ属全般の花言葉は、「幸福」です。
ドラセナ・コンシンネの仲間であるドラセナ・フラグランスについては、「幸福の木」と呼ばれています。

ドラセナ・コンシンネの育て方

ドラセナ・コンシンネは育てやすい観葉植物ですが、水やりのタイミングや量、日当たりなどに注意が必要です。
■水やりのタイミング
水やりのタイミングは、土の表面が乾いてからです。
ドラセナ・コンシンネは春頃~秋頃までが生育期となるため、たっぷりと水を与えるようにしてください。
冬場は、根腐れ防止のためも、水やりの頻度や控えめにしましょう。
土の表面が乾いてから、2日~3日後に水を与えてください。
空気が乾燥すると、葉っぱも乾燥しやすくなります。
霧吹きをスプレーして、葉っぱの乾燥を防ぐようにしてください。
■置き場所
ドラセナ・コンシンネは、明るい場所を好む観葉植物です。
日当たりと風通しが良い場所に置くようにしてください。
明るい窓辺に置くのがベストです。
ただ、直射日光が当たる場所に置くと、葉焼けを起こすことがあるので注意が必要です。
日差しが強くなる夏場は、カーテン越しの室内や半日陰へ置くと良いでしょう。
ドラセナ・コンシンネは寒さが苦手な観葉植物なので、冬場は暖かい部屋へ置くようにしてください。
5℃~10℃以上の温度になる室内が最適です。
■夏場は害虫に注意する
ドラセナ・コンシンネを育てる際には、害虫に注意しましょう。
発生しやすい害虫は、ハダニやカイガラムシなどです。
気温が上がりやすくなる夏場は害虫が付きやすくなりますので、頻繁に状態をチェックしておきましょう。
もしも害虫を見つけた時は、駆除剤を使ってすぐに取り除いてください。

ドラセナ・コンシンネの増やし方

ドラセナ・コンシンネは、挿し木をすることで簡単に増やせます。
剪定した枝を土に挿したら、定期的に水を与えるだけで、どんどんと成長していきます。
ドラセナ・コンシンネを剪定する際には、10cm~15cmくらいを目安にすると良いでしょう。
挿し木のタイミングについては、5月頃~9月頃がベストです。
冬場は成長が遅くなるため、挿し木には適しません。
成長するまでは、直射日光を避けて半日陰の場所で管理するようにしてください。