祝い花

南国を代表する幸せのシンボル「プルメリア」

■女性の魅力を引き出すプルメリア

プルメリアはキョウチクトウ科インドソケイ属の熱帯植物です。
1年を通じ開花するプルメリアは世界の熱帯エリアで植えられている花です。
ハワイでは「神が宿る花」と呼ばれており、女性の魅力を引き出して幸せに導く花として親しまれ、レイやハワイアンジュエリーにも使用されているほど親しまれています。
芳しい香りが特徴で香水やエッセンシャルオイルとしても使われています。
原産地は熱帯アメリカで樹高は50cm~10mに及び、白やピンク、赤、黄色、複色の花を咲かせます。
乾燥には強く、冬は乾燥気味に管理しておけば0℃近い寒さも耐え忍ぶことができます。
葉や枝を切った際に出る白い乳液は有毒のため、気を付けましょう。


■水やりについて

プルメリアは乾燥に大変強いため、基本的に乾燥気味に育てることがポイントです。
水を与えすぎると徒長しやすくなり、根腐れを起こす可能性がありますので注意しましょう。
土の表面が乾いてから水を与えるようにします。
苗が小さいうちや植え付けした直後はまだ根が少ないため水分を十分に吸い上げることができません。
そのため水やりは最低限に抑える必要があります。
庭植えの場合、根付いてしまえば水やりは特に不要です。
秋になり、気温が15℃を下回るようになってきたら水やりの回数を減らしていき、冬の時期は月1,2回程度のも水やりで大丈夫です。


■日当たりについて

プルメリアは日当たりを好むので日が当たる場所で育てましょう。
日照不足は間延びの原因になってしまい、花が咲かなくなります。
また、暖地で庭植えする場合は日当たりだけでなく水はけのよい環境で育てましょう。
プルメリアは耐寒性が弱いため日本の冬を越すのは困難です。
そのため、庭植えした株は10月中に一度掘り上げて、暖かな明るい室内で冬越しを行うのがよいです。


■病気と害虫について

病気
サビ病になってしまう可能性があります。
梅雨時期は特に気を付けなくてはならず、病気にかかってしまうと葉に茶色のポツポツができてしまいます。
その後植物がどんどん弱っていってしまいます。
そのため、ホームセンターなどでサビ病の薬を買って散布するかその葉を切ってしまいましょう。
ほかの葉にも感染してしまいますので、注意が必要です。

害虫
ハダニや、葉や茎にカイガラムシ、蕾にアブラムシが発生することがあります。
いずれもプルメリアの栄養分を吸収して生長を滞らせたり枯れたりする原因にもなってしまいます。葉に霧吹きをし、極端に乾燥や過湿にならないよう心掛けましょう。