祝い花

丈夫で育てやすい観葉植物「ベンジャミン」の紹介

「ベンジャミン」は、クワ科フィカス属に属するインドや東南アジア原産の樹木です。
熱帯地域の植物なので暖かく明るい場所を好みますが、耐陰性や耐寒性もあるため鉢でも地植えでも育てることができます。
小ぶりでシャープな形の葉っぱがたくさん茂り、幹が細いので繊細な印象がありますが、比較的丈夫で育てやすいため鑑賞しながら成長の楽しみもあります。
葉の形や色は種類により違いがあり、剪定や仕立てによってサイズも樹形も変えられるので、バリエーションを楽しむこともできます。


■日当たりについて

耐陰性はありますが日光を好む植物です。
葉の色つやを出すためにもできるだけよく日の当たる場所に置きますが、真夏の直射日光には弱く葉が黒く変色するので、レースカーテンなどで遮光してください。
ただ春から秋は生育期になりますので、ベランダに出すなどして日に当てても大丈夫です。
耐寒性はややありますが、冬は暖かく明るい室内に置いてください。
冬越しには5℃以上、斑入りの品種は10℃以上の気温がないと葉色が悪くなります。
乾燥すると葉が黄色くなり落ちますが、大量に落ちるようでなければ気にする必要はないでしょう。


■水やりについて

生育期となる春から秋は、鉢土表面が乾いてきたらたっぷり水を与えてください。
根本だけでなく葉にも葉水を与えてあげましょう。
冬は鉢土表面が乾燥してから2~3日置いて水を与えるくらいにして、乾燥気味に育てます。


■肥料について

生育期に2~3ヶ月に1回、緩効性肥料を小さじ1杯程度与えましょう。
冬は与える必要はありません。


■病気や害虫について

病気:ほとんど心配はありません。
購入直後は環境の変化により古い葉を落として新しい葉に替わりますが、ほぼ通常の反応ですので大丈夫です。
害虫:風通しが悪いとカイガラムシが発生することがあります。
発見したら環境を変えて風通しを良くし、薬剤などを散布するか、発生が少ないうちに歯ブラシなどでこすり落として駆除してください。