祝い花

品種が豊富でカラフルなカランコエ

カランコエは、南アフリカ、東アフリカ、東南アジア、東アジア、アラビア半島などにおよそ100種もの品種が生息するベンケイソウ科カランコエ属の多肉植物です。
乾燥に強いというのが特徴で、花色はピンクやオレンジ、赤、黄色、白、紫、グリーンなどと彩りが鮮やかで、葉は短い毛で覆われているものやギザギザの形をしたもの、丸くてツヤのあるものなどといった一つひとつ個性ある形状をしており、観賞用に適しています。
マダガスカル原産のカランコエ・ブロスフェルディアナをもとに改良された品種がポピュラーです。
また、カランコエは葉挿しや挿し木、株分けによって増やすことが可能です。
開花期は12月~6月で草丈は5cmのものから1mにも及ぶものまであります。
耐寒性は弱く、耐暑性に強い植物です。

■水やりについて
土が乾いてきたら鉢の底穴から水が流れるほどたっぷりの水やりを与えます。
春や秋は土が乾いたらたっぷりの水やりを、夏は涼しくなる夕方頃にたっぷり水やりをしましょう。
夏の日中は気温が高くなることから水分の温度が上昇するため根が傷むことや根腐れするリスクがあります。

■日当たりについて
日当たりが良く、風通しの良い環境を好みます。
真夏になると直射日光がきつく、葉焼けを起こしてしまう可能性があるため、日陰に移してください。
一方日当たりが悪いと葉に厚みがなくなり、徒長してしまう可能性があります。

■肥料について
5月~9月頃に緩効性化成肥料を与え、10月から12月に液体肥料を施すと良いでしょう。

■病気・害虫について
病気
春・秋の頃は風通しが悪いとうどんこ病が発生します。
また11月~5月の低温多湿な時期に灰色カビ病が発生します。

害虫
3月~11月頃、風通しが悪いとカイガラムシが発生しやすくなります。
見つけ次第、歯ブラシなどで擦り落としましょう。
アブラムシは通年にわたって発生しますが、特に3月~5月に新芽と蕾に特に多く発生し、葉や葉裏に付いて吸汁して株を弱らせてしまいます。
また気温が高く乾燥している場所にはハダニも発生しやすいです。
葉から栄養を吸って弱らせるので注意しましょう。