祝い花

春の定番の花「桃の花」

■苗から育てる春の鑑賞花、桃の花

桃の花は、苗から育てるため、比較的初心者でも育てやすい花です。
観賞用の花として多くの方に癒やしを与えており、かわいらしいピンクの花を咲かせます。
歴史ある花としても有名で品種改良は江戸時代からスタートしました。
大きなものであれば10m近くにまで成長します。
3月中旬から4月半ばまで楽しむことができ、春の鑑賞花としても人気を集めています。


■病気・害虫について

桃の花は、アブラムシが付きやすいため、定期的に害虫駆除を行わなければいけません。
特に5月から9月は、害虫が好む季節です。
しっかりと害虫対策を行うなら、この時期に石灰硫黄を混ぜた薬剤などを与えると安心です。
また、せんこう細菌病や灰星病などにもかかりやすいので、花が腐ってしまったときには取り除くようにしましょう。
また、歯の表面に茶色の斑点が付いてしまったり穴が空いてしまった場合にも病気が疑われます。
これ以上の悪化を防ぐために速やかに葉を取り除き、薬剤を塗布するようにすると改善が見込めます。


■水やりについて

桃の花は、乾燥が苦手な花です。
特に夏の暑い季節や乾燥が続く季節には、たっぷりと水を与えることが欠かせません。
7月から9月は、特に水やりに注意し、土が乾いているときには水を朝か夕方に水を与えるようにしましょう。
水やりをするときには、土の表面が濡れる程度まで水をたっぷりと与えても構いません。


■肥料について

落葉期である2月頃に化成肥料や有機質肥料を与えます。
また、リン酸を多く含む肥料を与えることもきれいな桃の花を咲かせるコツです。
春頃にリン酸が含まれている肥料を施すと桃の実を甘くすることができます。
桃の花は鉢植えでの栽培も可能です。
地植えはもちろん、鉢植えで栽培するときにもリン酸やアミノ酸が多く含まれた肥料を与えると安心です。
現在、桃をおいしく育てる肥料も販売されているため、美しい花を咲かせるだけでなくおいしく育てたい方に向いています。