祝い花

早咲きの桜で長く楽しめる「河津桜」

■鉢植えでも気軽に育てられる河津桜

河津桜は、静岡県河津市で発見されたことから、河津桜と名付けられました。
サクラ科の落葉高木で早咲きなのも特徴です。
関東地方では2月頃から楽しむことができ、色鮮やかな濃いピンク色の花を咲かせます。
数多くある桜の中でも開花時期が早い分、長く楽しむことができるでしょう。
現在では、公園や個人の庭先でも多く見られるようになり、たくさんの方に癒やしを与えています。
河津桜は地植えのイメージがありますが、鉢植えでも気軽に育てることができます。
個人の鑑賞用として栽培している方も少なくありません。
大きいものになると10mほど育つものもあります。


■日当たりについて

暖かい場所で育てるときれいな花を咲かせます。
地植えでも鉢植えでも育てることが可能で、健康で美しい花を咲かせるなら日光をたっぷりと浴びせられる場所で管理してください。


■水やりについて

地植えで育てる場合には、根が丈夫にしっかりと張ってしまえば水やりを定期的に行う必要はありません。
基本的に水やりなどの管理をすることなく育てることができますが、乾燥が気になる暑い季節には土の様子などを確認し、株の元に水を与えます。
鉢植えで育てる場合には、土の表面が乾いているときが水やりのベストタイミングです。
鉢植えで河津桜の花をきれいに咲かせるために、土の乾きをチェックしてたっぷりと水を与えるようにしましょう。


■肥料について
毎年、河津桜を楽しむなら、緩効性肥料を与えることが必要です。
適切な肥料を与えることで花付けを良くし、より楽しむことができます。


■病気・害虫について

河津桜は、カイガラムシが付きやすいため、定期的に確認しましょう。
カイガラムシを見つけた場合には、捕殺してください。
さらに河津桜は剪定しなければいけません。
剪定したときにできた切り口には雑菌が付きやすいので、病気や害虫からしっかりと守るには、融合材など薬剤を塗布しておくといいでしょう。