祝い花

育てて切り花やアレンジメントに!人気のデルフィニウム!

デルフィニウムはキンポウゲ科のお花で、水色や青などの爽やかなブルーや淡いピンクの涼しげな色合いで、可憐な花を縦に幾重にもつけ、見た目にも存在感があります。
アレンジメントや花束にも人気の初夏に旬を迎える花で、鉢植えや花壇への地植えでも楽しむことができます。
原産地はアルプス山脈のある標高の高いヨーロッパエリアやシベリア、中央アジアから中国の西南部にかけた標高1300m~2300mの山岳地帯であるため、寒さには強いですが、日本の高温多湿の夏には弱く枯れてしまうことが多いので、秋や春に植えて夏に花を楽しむという1年草として育てるのが一般的です。

■温度環境について

発芽に適する温度は15℃~20℃なので北海道や東北地方などの寒地や寒冷地では春まきにし、温暖な地域では秋まきで育てるのがおすすめです。
寒い地域で春まきをする場合には発芽温度を保つために、屋内に入れておくのがよいでしょう。

■日当たりについて

暗発芽種子であるため、種子が隠れるように土で覆いかぶせ、新聞紙をかけておきましょう。
発芽するまでには10日~14日かかりますので、その間は水を切らさないように注意して管理します。
発芽したら今度はよく日が当たるようにします。
苗が大きくなってからの移植は苦手な花なので、本葉が2~3枚の小苗のうちにポットに移し替えましょう。
2週間くらい経過してから、週に1度液肥を与えてしっかりした苗に育てたところで地植えも可能です。
過湿が苦手なので、床土を少し盛り上げるか高畝にしたうえで、大きく育つので株間を充分に開けて定植しましょう。
場所は日当たりがよく、水はけのよい場所が最適です。
有機質の土壌を好む植物なので、植える前には堆肥や腐葉土を多めにすき込んで準備をしておきましょう。

■病気・害虫について

高温期にはうどんこ病や立枯病のリスクがあります。
うどんこ病への対策は早めに適応する殺菌剤をかけること、立枯病の場合は抜き取って病気の広がりを防ぎます。