祝い花

南国気分が味わえる観葉植物「アレカヤシ」

arekayashi3.jpgアレカヤシは英名イエローバタフライパームとも呼ばれる、マダガスカル原産のヤシ科の観葉植物です。
葉や茎の部分が明るいグリーン色をしており、トゲもなく、葉も柔らかいので、南国気分が味わえる観葉植物として人気になっています。
ヤシ科の品種としては、日本で最も流通しており、名前よりも見た目の印象に残りやすいので、レストランやホテルなどに飾ってあることが多いです。
背が高くて葉が放射線状に茂る観葉植物が置いてあれば、それはおそらくアレカヤシでしょう。

温度環境について

アレカヤシは暑さに強い上に耐陰性もあるので室内でも管理しやすいのが特徴です。
ただ、寒さには弱いので日本で育てる場合は冬場は内の温かい場所に移動させる必要があります。
元気を失わせないためにも、できれば室温は10℃から下げないように注意してください。
また、半日程度なら陰でも育ってくれるほどの耐陰性があるとはいえ、暗すぎると葉が活力を失って全体的に垂れ下がってきてしまいます。
このようなときは早めに明るく暖かい場所に移動してあげましょう。

水やりについて

さらにもうひとつ注意したいのが、冬場やエアコンが稼働する室内でアレカヤシを管理する場合の乾燥対策です。
このような場所では、葉から水分が失われやすくなるので、乾燥してると思ったときは、時どきアレカヤシの葉っぱに霧吹きで水をかけてあげてください。
アレカヤシは暑い地域の植物なので、日本でも暖かい時期によく成長します。
特に春から秋にかけて葉や茎が成長するので、このシーズンが来たらできるだけ十分な水を与えましょう。
逆に冬シーズンは成長するための水をあまり必要としませんので、水やりは控えめにしてください。

その他の管理・肥料について

また、ホコリや汚れが少し気になる場合は、一度屋外に出してシャワーなどで全体的に水をかけてあげましょう。
こうすることで、葉に付いたホコリや汚れが簡単に取り除けます。
肥料に関しては成長が著しい春から秋にかけて、液肥をあげてください。
目安としては1月に1回程度ですが、葉が茂り過ぎるときは減らし、葉に元気がないときは増やしてあげるなど、様子を見ながら適度に与えるといいでしょう。
もし、葉と葉が重なり合うほどい葉が茂ってしまった場合は剪定を行います。
美しさを損なわないように注意しながら、バランスを取りつつ葉を除いてください。