祝い花

幸運を呼ぶ「ミリオンバンブー」の特徴と管理方法

luckybamboo3.jpgミリオンバンブーはマダガスカル原産のリュウゼツラン科に属する落葉低木です。
英名でラッキーバンブーと呼ばれていることからも分かるように、大変縁起の良い観葉植物として知られています。
丈夫な竹は元々、幸運、長寿、開運といった前向きなイメージがあり、ミリオンバンブーは祝い事の贈り物としてもよく利用されています。
もっともバンブーと呼ばれていても、葉や幹が似ているだけで竹ではありません。
竹は栽培には適さない性質があるため、姿形が似ているミリオンバンブーが、竹の愛好家の方や縁起を気にする方に代用品といて用いられているのです。

管理環境について

ミリオンバンブーは樹形がスタイリッシュで色も明るいので、鑑賞用としても人気がありますし、管理がしやすく育てやすいことから、園芸が初めての方にもお勧めです。
また、水栽培にも向いているので、最近はハイドロカルチャーとして育てる方も増えています。
ミリオンバンブーは木漏れ日や柔らかい日差しを好みます。
日差しの強い真夏は明るい日陰、春や秋はカーテン越しに日の当たる室内、日照時間の短い冬は日当たりのよい窓辺や屋外に置いた方が葉に活力が出て美しくなります。
もっとも耐陰性はあるので、ある程度の日の光があれば、室内だけでも十分に生育できます。
また、ミリオンバンブーは5度以下の環境下では枯れてしまう可能性が高いです。
そのため、冬場はなるべく8度以上の部屋で管理してください。
暖房が効いている場所でも、霧吹きで葉水をすれば乾燥を防ぐことができます。

水やりについて

ミリオンバンブーは水を好む観葉植物です。
特に成長期の春から秋口に掛けてはよく水を吸いますので、土が乾いていたら十分な量の水を与えてください。
逆に気温が下がる冬は成長が鈍くなるため、水をあまり吸わなくなります。
水を控えることで耐寒性も上がりますから、秋以降は気温が下がるのに合わせて水やりの回数を減らしましょう。
目安としては土が乾いて数日経過したくらいがちょうどいいです。

肥料について

肥料は生育期である5月~8月にしっかり与えます。
目安としては液肥を1週間に1回程度がいいでしょう。
肥料を多く与えると成長スピードが早くなりますが、大きくなり過ぎると鬱蒼として見栄えが悪くなってしまいます。
成長期の初めである4~5月頃に、余分な葉、下葉、枝などを適度に切り戻すと、見た目も美しく管理もしやすくなるのでお勧めです。