祝い花

蓮のような丸い葉が特徴でハーブとしても親しまれているキンレンカ

キンレンカは、南米原産のノウゼンハレン科トロパエオルム属の一年草です。
蓮のような丸い葉を付け、さらに金色の花を咲かせることから金蓮花=キンレンカと呼ばれています。
別名ナスタチウムとも呼ばれています。
キンレンカが日本に伝わったのは江戸時代頃まで遡り、以降観賞用として主に親しまれてきました。
花、葉、果実、種子に辛味や酸味があるため食用としても重宝され、エディブルフラワーとしてサラダなどに使われることもしばしばあります。
耐寒性耐暑性ともに弱く、特に真夏の暑さには弱いので栽培環境には注意をする必要があります。
花色は赤、黄、オレンジ、複色があり、草丈は20cmから300cmのものまでさまざまです。
独特の香りがあるため、アブラムシを遠ざける効果がありコンパニオンプランツとして活用されることもあります。

■水やりについて
土の表面が乾いたらたっぷりの水を与えるようにしましょう。
高温多湿の環境には弱いので、過湿の環境下では茎が痩せて間延びすることがありますので、水の与えすぎには注意してください。

■日当たりについて
日なたで育てるのが理想ですが、真夏の直射日光には弱いために真夏の時期は半日陰に移動させた方が良いでしょう。
また、冬の寒い時季は日当たりの良い室内に移動させるのが望ましいです。

■肥料について
元肥として緩効性肥料を土に混ぜておくと良いでしょう。
また鉢植えの際は夏を除いた生育、開花中の時期に定期的に液体肥料を施すのが良いです。

■病気は害虫について
病気:特にありませんが稀に立ち枯れ病が発生することがありますので、生長期には摘芯をして風通しを良くすると立ち枯れ病を防げます。
害虫:葉裏にハダニがつくことがあります。
ハダニがつくと葉に白い斑点が出てくるのですが、かすり状になってしまったら要注意です。
湿気に弱いので葉裏に水をかけたり、発見次第薬剤を撒いて駆除したりしてください。
この他ハモグリバエが発生することがあります。
葉の中に幼虫や蛹がいることがあるので、見つけ次第駆除しましょう。