祝い花

トサカのような形状が特徴のケイトウ

ケイトウは、インドや熱帯アジアを原産とするヒユ科ケイトウ属の草花です。
ケイトウという名前はその様子が鶏のトサカに似ていることから「鶏頭」と名付けられ、花房の先が平たく帯状・扇状に広がっているのが特徴です。
原産地では多年草として扱われていますが、日本の気候では花後に枯れてしまうため一年草として扱われています。
ケイトウには最もポピュラーでケイトウらしい花を咲かせるトサカ系クリスタータグループ、トサカ状の花が折り重なるように固まって球状になる久留米ゲイトウグループ、ふさふさとした円錐の柔らかな花穂になるプルモーサ系、羽毛ゲイトウグループ、羽毛が玉状になり固まって咲くキルドシー系、ヤリゲイトウグループ、トサカにはならずに花穂が細長い円錐の形をしてノゲイトウグループの5つに分類されます。
開花期は7月~11月で耐寒性はありませんが、耐暑性は強く、初心者でも比較的育てやすい花です。

■日当たりについて
日当たりの良い環境を好みますので、日当たりの良い場所で育てましょう。

■水やりについて
十分な水が生長過程で必要になりますので、根がしっかり張るまでは乾かさないように注意して水やりをします。
種まきから苗が小さなうちは乾燥に気を付けましょう。
鉢植えの場合は乾燥すると下葉が枯れあがることやしおれたようになりやすくなります。
夏の時期で高温乾燥が続く日は土の表面が乾いたら水やりを行うように注意しましょう。
夏は早朝や夕方などの涼しい時間に行うのが良いです。

■肥料について
庭植えする場合は、肥料は必要ありません。
鉢植えの場合は本葉3~4枚から蕾が出るくらいまで月3回ほど液体肥料を施します。

■病気・害虫について
病気
日当たりが悪い場合や水はけの悪い場所で育てると立枯病、灰色カビ病が出ることがあります。
連作障害も現れやすいため、数年ごとに場所を変えて育てると良いでしょう。

害虫
乾燥が続いた日にハダニが付きやすくなります。
そのほかにもヨトウムシヤアブラムシが付くことがあります。