祝い花

お見舞いにお花を贈るなら何に気を付ける?注意したいマナーやルール

■悲しい花や不幸な花は避けましょう
お見舞いのときにお花を贈るのは、昔から比較的定番といえるでしょう。
ですがその一方で、気を付けなくてはならないことがいくつかあります。
まず、悲しい意味や不幸ごとの意味を持つお花は避けましょう。
最もよく知られているのはキクで、特に葬式のイメージが強いお花は好ましくありません。
リンドウや白ユリなども、人によっては葬式花や不幸事に沿えるイメージがあり、あまり好ましくない場合もあります。
また、シクラメンは「死」と「苦」を、椿やチューリップは花がぼとっと落ちるので縁起の悪さを想像させます。
お花の種類を選ぶなら、季節を考えたものが良いですね。
8月ならセンニチコウやカラーなどの季節感のあるお花が多く出回ります。
ヒマワリやブーゲンビリアなどの、華やかでインパクトのあるお花が多いのもこの季節の特徴といえるでしょう。
そういったお花をいっぱい使った、明るく華やかなアレンジにしてもらうと良いでしょう。

■鉢植えも縁起が良くありません
次に、鉢植えは避けましょう。
鉢植えには根があり「寝付く」という意味合いに聞こえ、病気からの回復やお見舞いには縁起が良くありません。
また、鉢植えは手入れや水やりなどが大変なため、病気の人やその介護者に余計な負担をかけてしまい、好ましくないのです。
もし贈るならプリザーブドフラワーや切り花のアレンジメントがおすすめです。
ポイントは、机の上に置いてただ観賞するものや楽しめるようなもので、手間をかけるようなものや邪魔になるようなものではなく、負担にならないようなものにしましょう。

■病院によっては生花もNG
最後に、病院に持って行く場合、生の花そのものを嫌う病院もあります。
花粉や感染症の可能性も考えて、花のお見舞いそのものを禁止するところもあるのです。
そのため、そもそも病院の意向を尊重する必要があり、禁止ならば贈るときに工夫が必要になってきます。
一方、自宅療養ならばそこまでうるさくはありませんが、それでもお花の種類や色、負担をかけないかどうかなどは気を付けておきたいものです。
元気づけるためのお花だからこそ、細かいところにまで気を付ける必要があります。
ちょうど夏は元気な植物が出回る時期でもありますので、喜んでもらえるように考えてお見舞い花を選びましょう。