祝い花

アメリカの熱帯地方に生息する植物 モンステラ

モンステラはアメリカの熱帯地方に生息する植物です。
日本では屋内での観葉植物として人気があり、その特徴は大きな緑色の葉に切り込みの入った穴のある葉が独特な、つる性の植物です。
乾燥にも強い植物ですので、比較的育てやすい観葉植物の一つです。

■水やりについて
乾燥には比較的強く、水やりもたまにという程度で育つという特徴を持っています。
水やりの頻度は、表面の土が乾いたらたっぷりと与えることを目安にしてください。
この時、きっちりと表面が乾いたのを確認してからお水をあげてください。
水が多すぎると、根腐れの原因となってしまいます。
また、霧吹きで葉っぱに水を与えるのも効果的です。
モンステラは高温多湿を好み、吸い上げた水は葉っぱから蒸散する性質を持っています。
つまりは葉っぱ自体が水分の吸収、蒸散の役割を持っているので、葉っぱに霧吹きで水を与えることで、水分補給ができるのです。

■日当たりについて
モンステラは温かい気温を好みます。
しかし、その育ちは日の当たりにくいジャングルの中で鬱蒼と生息している耐陰性植物ですので、日光が大好きというほどではありません。
夏場は直射日光に当たると、葉焼けを起こしてしまい、病気や、葉が落ちることになります。
逆に冬場は気温が上がりにくいので、気温を維持するべく、日の当たる室内で、室温も15度以上に保つようにしながら、日光浴をさせると良いでしょう。

■病気・害虫について
病気や害虫にも強い植物ですが、それでもカイガラムシやハダニなどが付いてしまうこともあります。
ハダニは赤や、黄緑をしたアブラムシのような見かけです。
葉の裏側に生息していることがあるので、時折葉っぱの裏側を観察して付いていないか見てあげましょう。
カイガラムシは夏の暑さに比例して発生することが多く、特にカイガラムシの糞が問題となります。
この糞を基にすす病が発生してしまい、葉っぱを枯らしてしまうことが知られています。
意外と育てやすく、見た目もおしゃれなモンステラですが、育てていると美しさと一緒に、植物ならではの繊細さも楽しめる観葉植物です。