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ドラセナ・マッサンゲアナを元気に育てるコツとは?

  • 登録
    2021/09/01
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■ドラセナ・マッサンゲアナとは?
ドラセナ・マッサンゲアナは、別名「幸福の木」「シマセンネンボク」と呼ばれています。
数多くある観葉植物の中でも比較的育てやすいため、観葉植物初心者からも大きな人気を集めています。
また、鮮やかな緑の葉と花を付け、見た目も美しい植物となっていることからインテリアとして購入する方も少なくありません。
ドラセナ属に属し、熱帯アジアや熱帯アフリカが主な生産地となっているのもドラセナ・マッサンゲアナの特徴です。
暑い夏にも適しており、直射日光を避ければ屋外で育てることも可能です。
ドラセナ・マッサンゲアナは、観葉植物として楽しまれていますが、大きいものになると6mもの大きさにまで生長します。
そのままグングンと枝を伸ばしても構いませんが、好みに合わせて適切な場所で剪定を行うとバランスを整えながら見た目の美しさを保つことができるのです。
さらに白い花を咲かせるのも魅力であり、「幸福の木」と呼ばれることから祝い事の贈答品として親しまれています。
鉢植えとして楽しめるのも魅力であり、室内で育てても邪魔になりません。
スタイリッシュな観葉植物となっているため、場所を取らず手軽に美しい空間を作り出してくれるのも嬉しい点です。
ドラセナ・マッサンゲアナを開業・開店祝、新築祝いなどのお祝い品として選ぶ方も多く、立て札やメッセージカードのほかリボンを施してラッピングし大切な人に贈る方が増えています。
大きさや葉の付き方によって価格には違いがありますが、1万円前後と比較的リーズナブルな費用で手に入れることができるのも嬉しい点です。

■ドラセナ・マッサンゲアナの育て方
ドラセナ・マッサンゲアナのお手入れは、とても簡単です。
観葉植物を育てるのが初めてという方もコツさえわかってしまえば手間をかけることなく、元気に生長させることができます。
ドラセナ・マッサンゲアナを育てるうえでもっとも気を付けたいのは、温度管理です。
耐陰性はありますが基本的に日の光がないと弱ってしまうため、一年中を通して屋外屋内にかかわず、日当たりの良い場所で育てることも元気に生長させるポイントです。
暗く日の当たらない環境で育ててしまうと根が傷み、美しい葉や花を咲かせません。
しかし直射日光が長時間当たる場所に置いてしまうと、葉が光で焼けて変色する恐れがございます。
そのため、屋外で育てる場合には、屋根などで直射を避けた日の光があたる、風通しの良い場所で育てるようにしましょう。
日差しが極端な場合は、日陰に置いて1日1~2時間程日光浴をさせるのも良いでしょう。
屋内で育てる場合は、なるべくカーテンや扉越しに光が当たる場所に置くことが大切です。
しかし、エアコンなどの風に当たることで葉を傷めてしまうこともあるので、ドラセナ・マッサンゲアナを育てる際には適切な室内環境を作ることが重要です。

■適切な環境づくりもポイント
ドラセナ・マッサンゲアナは観葉植物であるものの、一年中を通して室内で育てる植物ではありません。
冬の寒い季節以外は、できるだけ直射日光を避けた日当たりの良い屋外で育てるようにしましょう。
適した温度は15℃以上です。
10℃以下になってしまうと葉が傷み、美しい緑色を保てなくなります。
冬の時期は温度管理を行うことは大変ですが、エアコンの風が当たってしまうと乾燥によるトラブルを引き起こしかねません。
そのため、窓際など日光が当たるところを選ぶなど環境を十分に整えてあげる必要があります。
また、イキイキと元気な葉や花を付けるために水やりをすることも忘れてはいけません。
土の表面が乾いてしまうことがないようにたっぷりと水やりをするようにしてください。
但し水をあげすぎてそこに貯まってしまうと根っこが腐り弱ってしまう原因になりますので注意しましょう。
適量をあげられるか不安な時は霧吹きで水をあげるのがおすすめです。
土が触って湿っていると感じるくらいまで、しっかりあげましょう。
気温が低くなる冬は、毎日の水やりは必要ありません。
週に1回~2回ほどのペースで水やりをすれば十分ですが、土を触り乾いているときには頻度に関わらずお水をあげましょう。
土の表面はもちろんのこと、葉の裏までしっかりと水を与えるとハダニを予防することができます。
夏は暑さ、冬は暖房などの乾燥により葉の水分が不足しやすいので、霧吹きで葉に水をかけてあげましょう。
一方、ドラセナ・マッサンゲアナは、暑さに強い観葉植物ですが、夏の季節は葉焼けに注意することが大切です。
直射日光を避け日当たりの良く風通しの良い場所を選んで管理するようにしましょう。

■肥料について
肥料は特別与える必要はありません。
しかし、短期間での生長を促すのであれば与えても問題ありません。
寒い冬の生長は期待できないことから、この時期に肥料を与えてしまうと肥料焼けなどのトラブルに見舞われてしまうこともあります。
もし肥料を与えるのであれば、もっとも生長を促せる5月~8月頃がベストです。
ドラセナ・マッサンゲアナは、観葉植物初心者でも比較的育てやすくなっていますが、ハダニやアブラムシなどの病害虫に悩まされてしまうこともあるため、定期的に葉の裏などを確認することが欠かせません。
美しさを保つために病害虫対策を行うようにしましょう。

■植え付けや鉢替えを行うこともおすすめ
ドラセナ・マッサンゲアナは、植え付けを楽しめる観葉植物です。
植え付けを行うのであれば、5月~8月の温かい季節に行うことをおすすめします。
また、枝が長く伸びすぎてしまったときには、剪定や切り戻しを行いましょう。
ドラセナ・マッサンゲアナが適度に生長した後は、植え替えの時期です。
5月~7月頃を目安に大きさに合わせて鉢替えを行います。
より健康に美しく育てるためにドラセナ・マッサンゲアナに適した環境を用意してあげると良いでしょう。