古き時代から愛される「プリムラ」

プリムラは、サクラソウ科サクラソウ属に属するカラフルな可愛らしい花を咲かせる多年草です。
ヨーロッパからアジアにかけて非常に広範囲に500種以上の原種が分布されています。
本来は前述のように多年草なのですが、高温多湿に弱い特性を持っているため夏になると枯れてしまうことも多く、一年草扱いとされています。
和名ではサクラソウとして親しまれ、江戸時代から伝統園芸植物として愛されてきた花です。
開花期は品種によって異なりますが、11月~4月です。
花色は赤やピンク、白、オレンジ、黄、青、紫、複色などのさまざまな色の花を咲かせます。
花形もバラエディ豊富で、一重咲き、フリル咲き、八重咲き、桜のような形などがあります。
株元から茎を伸ばして先端にいくつもの花を付けるポリアンサと先端に1つだけ花を咲かせるアコーリスと2種類に分けられます。


■水やりについて

鉢土の表面が乾いてから与えるようにしましょう。
水を与えすぎると根腐れする危険があるので避けるようにします。
さらに乾燥には比較的弱いので水切れさせないようにしましょう。
水やりをするときは、葉や花に直接かけると傷んでしまうことから、株元に与えるように注意します。


■肥料について

プリムラの開花期は長いため、肥料は常に切らさないよう注意します。
リン酸が多めの緩効性化成肥料を規定量与えるようにしましょう。
花付きをよくするため、花が咲いた後は花がらをハサミでこまめに取り除いてください。


■病気や害虫について

病気:高温多湿の時期には軟腐病が発病しやすくなります。
茎や葉が腐ってしまう病気で、発病するとそれ以上対応策がないため、見つけ次第すぐに処分しましょう。
予防策としては、枯れた下葉はこまめに取り除き、周りを除草するなどして通気性を保つとよいです。
このほかにも同じく高温多湿の時期に、灰色カビ病が発病することがあります。
開花した後の花弁が株内に落ちていれば、灰色カビ病に侵されている可能性があります。
こまめに換気し、枯れ葉、花がら摘み、除草を実施することで予防につながります。
害虫:気温が上がり始める暖かい時期にはアブラムシやヨトウムシが発生しやすくなります。
見つけたらすぐに駆除するようにしましょう。
もし害虫があまりにもたくさん発生した場合は薬剤を株元に散布して防除するとよいです。
さらに高温乾燥が続くときはハダニが発生することもあります。
ハダニは霧吹きで葉の裏表両面に水をかけることで防除できます。