祝い花

清涼感溢れ、優雅な立ち姿が魅力的な「アガパンサス」

■爽やかかつ優雅な佇まいが美しいアガパンサス

アガパンサスは、ムラサキクンシラン科ムラサキクンシラン属の原種は20種類ほどある南アフリカ原産の多年草です。
5月下旬から8月上旬にかけ開花し、青紫や白といった夏らしく涼しげな色の花を真っすぐに伸びた茎の先から多数咲かせ、その姿は大変優雅です。
大変丈夫で地面にしっかり根を張るアガパンサスは植えっぱなしでも生育するため路上や公園、草原、川沿いなどでも見ることができますので、初心者の方でも育てやすい草花です。
草丈は30cm~150cmと小型種と大型種まで豊富で、花の形もバラエティ豊かです。
常緑性の品種と冬季は葉が枯れる落葉種があり、この中間のタイプもあります。
常緑種は半耐寒性ですが、落葉種は耐寒性は高いです。
夏に咲く花ですから耐暑性も強いです。


■水やりについて

太い根が地中深くまでしっかり張っており、乾燥にも強い性質を持つため庭植えの場合や植えっぱなし、よっぽど乾燥していなければ水やりは不要です。
ただ、雨の当たりにくい環境は土の乾き具合をよく観察して適度に水やりをしましょう。
鉢植えの場合は土が乾いたら、たっぷり水を与えます。
春の成長期は多めに水を与えるとよいです。
過湿状態となると根腐れする可能性があるので気を付けましょう。


■日当たりについて

花付きをよくしたい場合は、第一に日当たりはよく、かつ水はけのよい場所で育てましょう。
環境の適応ができるので土質も選びません。
乾燥にもしっかり耐えうる強い草花です。
常緑種の場合温暖な地域での栽培が適しており、落葉種の場合は寒冷地での栽培に適しています。


■病気や害虫について

病気
アガパンサスは丈夫な植物ですのでほとんど病気になることはありません。
水はけが悪く過湿の状態ですと根腐れを起こしますのでその点のみ注意しましょう。

害虫
柔らかい蕾にはアブラムシが付くことがありますので殺虫剤を使用して駆除しましょう。
植物にしみ込ませる浸透性殺虫剤やオルトラン粒剤を根元にまいておくと防除効果があります。