祝い花

清楚でどんなお花にも似合う芳しい可憐な花「かすみ草」

かすみ草は、ナデシコ科カスミソウ属の植物で、地中海沿岸からアジアにかけ広く分布しています。
その種類は現在で125種類にもおよぶと言われています。
背丈は1mにもなり、白い小さな花をたくさん咲かせます。
かすみ草は一年草としてよく知られていますが、このほかにも宿根性で切り花用に使われる八重咲き品種が栽培される宿根カスミソウや花壇や鉢植えに使われるムラリス種、多年草であるオノエマテンマなどもあると知られています。
高温多湿に弱く、移植を好まないという特徴があり、開花期は5月~7月で、白や赤、ピンク、紫などの色があります。


■水やりについて

鉢植えの場合は、栽培期間を通じ、土の表面が乾いたらたっぷり水を与えると良いでしょ。
乾燥には強いものの、湿気を大変嫌う植物ですので、水を与えすぎると根腐れすることや株が蒸れることで枯れてしまうことになりますので要注意です。


■肥料について

基本的には肥料はなくても与えることなく育てることができます。
しかし、肥料を与えることで成長が良くなることもあるので肥料を与えるなら次のようにしましょう。
鉢植えの場合は、休眠期前の10月~11月、開花期3月~5月に緩効性化成肥料(チッソN-リン酸P-カリK=10-10-10)と液体肥料(N-P-K=6-10-5)を定期的に与えましょう。
一方底植えの場合、同時期に緩効性化成肥料(N-P-K=10-10-10)を定期的に与えると良いです。


■病気・害虫について

病気:6月~7月、9月~3月の幼苗期や梅雨の時期に過湿することで立枯病が起こりやすくなります。
そのため、できるだけ水やりを過度にせず、乾燥している環境で管理すると良いでしょう。
害虫:4月~10月、ハダニやアブラムシが発生しやすくなります。
見つけたらすぐに防除すると良いでしょう。
予防法としては風通しを良くしておくと発生を軽減することは可能です。
水やりの際に葉裏に水をかけておくとハダニ発生を抑えることも可能です。