祝い花

室内の観葉植物で人気の「アレカヤシ」

飲食店や公共施設などで置かれている羽が生えたように四方に緑の葉が伸びる観葉植物はアレカヤシと呼ばれる植物です。
これは、原産地はアフリカやマダガスカル、そして、日本では小笠原諸島などの熱帯雨林気候地域となっています。
その種類は3000種類ほどあると言われています。

■日当たりについて

日当たりは基本的に直射日光を与えないことが大切です。
もし直射日光に当たりすぎると葉が変色してしまう可能性があります。
春から秋にかけては屋外に置くとしてもなるべく明るい日陰になるところを選びましょう。
冬は寒さに弱いため、室内に置くことになります。
こちらも明るい場所に置くのが良いですが、直射日光が当たる場合はレースのカーテンなどで日光の当たる量を減らすと枯れにくくなります。

■水やりについて

春から秋にかけてアレカヤシは成長期に当たり、水が少なすぎると葉が枯れてしまう危険性があります。
そのため、たっぷりと水を与えることが大切ですが、常に湿っている状態では根腐れすることがあるので注意が必要です。
一方、冬になるとほとんど成長しなくなります。
この時期になると今までと逆に乾燥気味にすることになります。
ただし、あまりにも乾燥させすぎると枯れてしまうため、こまめに確認して水を与えなくてはなりません。
空気が乾燥している時は、霧吹きで葉を湿らせておくのも良いでしょう。

■肥料について

まず、鉢やプランターに植え付けをする時、その土に緩効性化成肥料を混ぜておくとスクスクと育っていきます。
春から秋にかけて2か月に1度のペースで観葉植物用の置き肥を与えるようにしましょう。
もしも肥料が足りてなければ、葉の色つやが損なわれてしまいます。
その場合も、追肥すると艶のあるアレカヤシに育てることができます。
ただし肥料を与えた分だけ、株が大きく成長してしまうため、コンパクトに育てたい場合は控えたほうが良いでしょう。
一方、冬はほとんど成長しないため、肥料も与える必要はありません。