祝い花

色鮮やかでインテリアにピッタリの「アンスリウム」

anthurium3.jpgハート型のような形と、光沢のある鮮やかな色が特徴的なアンスリウムは、部屋に彩りを与える観葉植物として人気を集めています。
一見ハート型の部分が花のように見えますが、実は真ん中にある尖った部分に小さな花が沢山付いていて、着色しているのは仏炎苞と呼ばれる葉の部分です。
開花期が長いことから長期間楽しめるのも魅力の一つであるアンスリウムは、熱帯アメリカが原産の植物で、一般的に知られている鮮やかな色が美しいタイプと、緑色で大きい葉が特徴的なタイプがあります。

日当たりについて

熱帯の植物と言うと日光に強いイメージがありますが、アンスリウムは強い日差しには弱い観葉植物です。
アンスリウムを置く場所は直射日光の当たらないくらいの、家の中でも明るい部屋がおすすめです。
直射日光に弱い植物ですが、熱帯の植物なので、育つのには高温を必要とします。
夏は直射日光が当たらない涼しい場所に、冬はレースカーテン越しに日光が当たる場所に置き、最低10度以上になるように管理すると良いでしょう。

水やりについて

アンスリウムの水やりは、用土が乾いたタイミングでたっぷりと与えるのがコツです。
ですが水蘚やピートモスなど、保水性の高い用土に植えられているときに水を与えすぎると、根腐れしてしまうので注意する必要があります。
夏は特に水分を必要とするので乾かさないように気を付け、逆に冬は鉢土が乾いてから数日して水をやるなど、乾燥気味に管理するのがベストです。
アンスリウムは用土の湿度が高いのを嫌いますが、多湿を好む植物でもあります。
そのため霧吹きなどを利用して、まめに葉に水分を与え、加湿しながら育てるのがポイントです。

管理環境について

葉が増えず、元気がなくなったなと思うときは根詰まりしている可能性があります。
二年に一度は植え替えするのがベストで、植え替える時期は六月から七月の梅雨の時期がおすすめです。
茎の途中から根が出ている場合は、用土で埋められるように少し深めに埋めるようにします。
根が鉢の底につかえ、入らないときは下の部分の根を適度に切ってから、入るように調整しましょう。
通気性が悪いと根腐れを起こしてしまう可能性があるので、用土も通気性の良い多孔質の用土を使用するのが最適です。