祝い花

クリスマスムードを盛り上げてくれるポインセチア

ポインセチアはクリスマスムードを盛り上げる冬の代表植物で、派手に色づいた花びらのように見えるのは実は葉です。
ポインセチアは日の当たる時間が12時間以下にならないと、花が咲かない特性を持つ短日植物にあたります。
日照の長さや気温などの一定の条件が揃うことで、茎の先端に粒状の花をつけた後、葉が色づくため、ご家庭で真っ赤にキレイに色づけるために「短日処理」と呼ばれる手入れが必要になります。

■日当たりについて
短日植物であるため、9月以降は光の当たる時間を調節することがポイントにいなります。
夜の人工照明はNGで、9月下旬からの40日間を目安に日の落ちる夕方17時から翌朝8時まで毎日欠かさず、段ボールなどを被せるなどして光を一切遮るようにしてください。
この作業を短日処理と呼んでいます。
一方で日中はしっかりと日を当ててあげましょう。
なお、短日処理の最低の目安期間は40日ですが、できれば葉がキレイに色づくまで面倒でも行い続けたほうが確実です。

■温度環境について
クリスマスを彩る冬の植物なので寒さには強く思われがちですが、実は寒さには弱いです。
そのため、気温が15℃を切るようになったら室内に取り込むようにしましょう。
目安として10月下旬から3月いっぱいまで室内での管理がおすすめで、それゆえに室内で照明の光があたらないよう、短日処理を欠かさないようにしてください。
日中は日当たりをよくしたいので、窓際の日が当たる場所に移動させましょう。
なお、暖房の乾燥には弱く直ぐに枯れてしまうため、暖房が直接あたる場所は避けてください。

■株分けについて
ポインセチアをクリスマスシーズンになると毎年買っている方もいますが、株の切り戻しに成功すれば、翌年も楽しめます。
株の冬越しに成功したら4月の中頃に下から2節から3節を残して、株の切り戻しをしてみましょう。
これによって新芽が伸びてきてバランスよく伸びていくことが期待できます。