祝い花

鳥のトサカやクチバシに似た姿が印象的なゴクラクチョウカ

ゴクラクチョウカは、別名ストレリチアとも呼ばれているゴクラクチョウカ科ゴクラクチョウカ属の非耐寒性の熱帯植物です。
南アフリカのケープ州が原産地になります。
この花は極楽鳥の姿から名付けられており、花の部分がトサカに見え、苞の部分がクチバシに似ていることが由来しているのです。
ゴクラクチョウカ属には4種ありますが、一般的に栽培されているのが本種となるレギナエと呼ばれるもので、切り花用として使われています。
耐寒性が弱く、耐暑性に強い植物ですので、鉢植えでの栽培がメインです。
開花期は5月~10月と非常に長く咲き、草丈は1m~10mになるものもあります。
厚みのある葉と、青い花、オレンジの苞が特徴です。

■日当たりについて
日向から半日陰、どこでも育てることができますが、日に当てないと花付きは悪くなりやすいですので完全な日陰はおすすめしません。
日に当たらないとほとんど花を咲かせることがないためです。
そのため、鉢植えする場合は、窓辺や戸外に置き、日光にしっかり当てて育てると良いです。
庭植えする場合は、日当たりが良いところかつ水はけも良く、北風が直接当たらない環境を選んで植えます。

■水やりについて
根が太いことから乾燥には強い植物です。
土の表面が乾いてから水やりを行うようにして過度に与えないように注意しましょう。
冬の時季は水やりをしすぎることで根腐れが起こりやすくなってしまいます。
庭植えする場合は、根付いてしまったら特に水やりする必要がなく、降雨で十分です。

■肥料について
春から秋の生長期にかけて三要素が等量かリン酸がやや多めの肥料を置き肥として規定量分だけ施します。
鉢植えの場合は生育期間中の2ヶ月に1度緩効性肥料を置き肥します。

■病気・害虫について
病気
病気は特に発生するリスクはありません。

害虫
葉や枝が混み合ってくるとカイガラムシが発生する可能性があります。
また、乾燥が続いてくるとハダニも発生しやすいので、葉水をこまめに与えることで予防することができます。