供花

取引先の訃報を聞いたときに贈りたい供花

大切な取引先でご不幸があったとき、いち早くお花を贈ることは日ごろからのお付き合いの縁からも自然な対応と言えると思います。
ご存知の通り、葬儀に贈るお花は供花(きょうか)と呼び、相手に弔意を示すのはもちろんの事、遠方などの理由で参列できない場合や先方で香典を遠慮したいとの意向がある場合に香典代わりとなります。
お通夜、葬儀の日取り、場所の情報が入ったら、すぐに供花を贈る段取りをすることが大切です。
どのようなお花を贈るかということですが、基本的には花屋、葬儀社に予算を伝えてお任せで依頼しても結構ですが、どのような花が供花として一般的に使われているかを知っておいて損はありません。
やはり、白をベースにした気品のあるお花を贈るのが基本となり、最もポピュラーで無難なものは「菊」になります。
菊は電照を使って開花をコントロールできるため、一年中入手できる花な上、色もさまざまなものがあり白、黄色、緑色などアレンジメントしやすいと言えるでしょう。
また、小菊やスプレー菊など多様な種類があるのも使いやすい理由の一つです。
供花として菊と双璧と言える花は百合になります。
菊も百合も強い匂いがする花ですが、お線香の香りが漂う葬儀の場では、菊や百合の匂いは全然邪魔になりません。
仏教、キリスト教など宗派にとらわれずよく使われている花にカーネーションがあります。
白いカーネーションは他の花との組み合わせもしやすく、供花にふさわしいと言えます。
カーネーションが手に入らなければトルコギキョウを使っても良いですし、白い花ばかりで彩りが単調なので有色のグラジオラスうあストックをアクセントとして加えても素敵でしょう。
細長い茎に花が密集、連なっているような咲き方をしているので、アレンジするのに便利な花です。
また、葬儀の季節によって入手しやすい花が異なります。
代表的なものをいくつかあげると春はキンセンカやアイリス、夏はケイトウ、秋はキキョウやリンドウなどを使うのがオススメです。