祝い花

寒さに強くカラーバリエーションも豊富なオステオスペルマム

オステオスペルマムはキク科の多年草で、耐寒性が強いので冬場も育てやすい植物として人気です。
品種も多くカラーバリエーションも豊富なので、寄せ植えにも向いています。
原産国は南アフリカで、太陽の光で花が開いて雨や夜間は閉じるという特徴を持っています。
冬場は強いですが夏場の高温多湿には弱いので、夏を越すためには注意して管理すると共に剪定などでの工夫がポイントです。

■水やりについて
オステオスペルマムは、土の表面を指で触れて土の乾き状態を確認して水やりをするのがポイントです。
土が乾いていたら、鉢底から水が流れるくらいしっかりと水を与えましょう。
しかしながら、多湿環境に弱い植物なので、水を与えすぎると根腐れを起こしてしまいます。
乾燥気味のほうが向いていると言えます。

■肥料について
オステオスペルマムの特徴として、開花期間が長い点が挙げられます。
それゆえに肥料に関しても、定期的に与えましょう。
液体肥料の目安は、ひと月に2~3回です。
固形肥料であれば、月に1回程度が目安となります。
植え付けをする際には、元肥として培養土に緩効性の効果のある肥料を加えるようにします。
また開花時期以外の肥料は不要です。

■剪定について
オステオスペルマムは梅雨時期や夏場に株が蒸れることで、根腐れが起こることに気を付けなければなりません。
夏場の高温多湿に負けずに育つために、剪定に工夫をして風通しを良くしたいものです。
やり方として、開花後に株を3分の1の長さへと切り戻して休ませるようにします。
こうすることで秋が来ると無事に開花し見事な株になるはずです。

■病気・害虫について
オステオスペルマムの気を付けなければならない害虫は、ヨトウムシとアブラムシです。
また、灰色カビ病と呼ばれる伝染病にかかりやすい傾向にあります。
枯れた花や葉にカビ菌が増殖して生じる病気です。
落ち葉や枯れた花を放置しておくと病気の原因になるので、ゴミとして処理しましょう。
またオステオスペルマムが高温多湿に注意しなければいけないのは根腐れだけでなく、多湿を灰色カビ病が好むからです。
夏場に灰色カビ病になりやすいので、日当たりの良い場所で風通しを良くして、湿気から守ってあげることが大切になってきます。
葉に水滴が付いたままであると、病気に感染しやすいです。
水やりの際も、葉ではなく根本中心に与えるようにするのがポイントと言えます。