祝い花

ぶどうのような青紫の花が特徴のムスカリ

ムスカリは、キジカクシ科 ムスカリ属に属する多年草です。
青紫色の丸い花が集まって咲き、その様子がぶどうの房に似ていることから、グレープヒアシンスとも呼ばれます。
球根を秋植えして育てる草花で、開花期は3月~4月です。
原産地は地中海沿岸で40種~50種が存在し、青紫の花が咲くアルメニアカムという品種が代表的です。
花の色は青紫のほか、水色、白、ピンク、珍しいものではグリーンなどもあります。
ムスカリは草丈が10~30cmと小ぶりで、単体ではそれほど目立つ存在ではありません。
ですが、多数を植えて群生させると色鮮やかなグランドカバーとなり、花壇を美しく彩ってくれます。
丈夫で病気や害虫が付きにくく、あまり手がかからないので、ガーデニング初心者にもおすすめの花と言えるでしょう。

■日当たりについて
日当たりの良い場所を好みます。
夏は半日陰でも良いですが、日光が不足すると徒長しやすいので夏以外は日光をしっかり当ててやりましょう。

■水やりについて
乾燥に強いので、庭植えの場合は特に水やりはしなくてもかまいません。
鉢植えの場合は、土が乾いたら水をたっぷり与えます。
用土は水はけの良いものが適しています。
つぼみが付いたら、開花するまで水をしっかり与えましょう。

■温度環境について
耐暑性、耐寒性とも強く、どのような環境でも栽培しやすい草花です。
庭に植えっぱなしにしておいても冬の寒さで枯れることなく、春に花を咲かせます。
球根は秋植えをしますが、早く植えると暖かさで葉が長く伸びてしまうので、11月半ば以降の晩秋に植えるのがおすすめです。

■肥料について
庭植えをしている場合は、特に肥料をやる必要はありません。
元肥に緩効性肥料を与えておけば良いでしょう。
ただし球根を太らせる花数を増やすためにも、開花後には肥料をしっかり施しておくことが大切です。
庭植えの場合は液体肥料、鉢植えの場合は緩効性肥料を置き肥をします。