祝い花

小さな愛らしい花をつける観葉植物サクララン

■サクラランとは
サクラランは、ガガイモ科サクララン属に属するつる性植物です。
葉の形がランに似ていてさらに花が桜のような桃色であることから、サクラランと言う名前が付いています。
日本、中国東部、マレーシア、台湾、ベトナムなどが原産地です。
花は分厚めの多肉質で光沢があることから、まるで蝋細工のような見た目をしているのが特徴的です。
芳香のある種類もあります。
サクラランは、ホヤ・カルノーサとも言われています。
6月から9月が開花期です。
日本は九州や沖縄といった暖かい地域が、原産地となり耐暑性が強い植物です。
その代わりに耐暑性は弱く、耐寒温度は5℃なので11月中旬くらいまでには室内の日当たりの良い場所に移動させるのが好ましいでしょう。

■水やりについて
肉厚の葉に水分を溜められるようになっていますので、水を与えすぎると根腐れを起こす可能性があります。
夏は土の表面が乾いたらたっぷりの水を与えるようにすると良いです。
冬はほとんど成長しないため、乾燥ぎみに育てると良いですので表面が乾いてから2、3日後に水やりをします。
また冬に水やりをしすぎると既述の通りの根腐れを起こします。

■日当たりについて
直射日光は苦手なので、できれば半日陰で育てるのが良いでしょう。
ただ、冬の時期は日当たりの良い場所の方が花付きが良くなりますので季節によって生育環境を分けると良いでしょう。

■肥料について
5月から10月の生育期に2ヶ月に1度ほど粒状の緩効性化成肥料を土に置き肥しましょう。
花付きをよくするリン酸(P)が多めに入っているものが望ましいです。
また株に元気がなくなってきたときは水やりの代わりに10日に一度くらいのぺースで液体肥料を与えると良いでしょう。

■病気や害虫について
病気:特にありません。
害虫:カイガラムシが発生することがあり、株の養分を吸いとって弱らせてしまうことがあります。
できれば歯ブラシなどを使って落とすようにしましょう。
風通しが悪い場所に発生しやすいため気をつけると良いでしょう。