祝い花

赤いハート型の「アンスリウム」!!

アンスリウムは赤いハートのようなものがありますが、それは花ではなく仏炎苞と呼ばれるものです。
花はその仏炎苞の先の紐状となります。
ギリシア語で「花の尾」という意味で、ハワイではHeart of Hawaiiと呼ばれておりバレンタインデーに贈る花として有名です。

■日当たりについて

まずアンスリウムは原産地は中南米の熱帯植物となります。
熱帯というと日差しの強いイメージがありますが、熱帯雨林の草花は木々に日航が遮られているため、日光に弱い性質があります。
そのため、育てる時は直射日光に当てるのは厳禁です。
ただし、暗すぎても駄目なので明るい半日陰になる室内で育てるのが一般的となります。
室内で日差しが強い時はレースのカーテンで遮ると良いでしょう。
またどうしても暗い場所に置く場合は、1日4時間ほど屋外で日光浴させると元気に育ちます。

■水やりについて

春から秋にかけては、水はたっぷりと与えます。
ただし、水に湿度が常にあると根腐れしてしまう危険性もあります。
そのため、水を与える頻度は土が乾いた時です。
用土によって乾き方が違うので、最初は注意して水やりしていきます。
一方、あまりにも乾燥が酷い時は霧吹きなどでも葉を湿らしておくと良いでしょう。
冬はほとんど吸水しないため、土が乾いてから数日経ってから適度に水を与えます。
葉のみが乾燥してしまう場合、霧吹きを使うのも問題ありません。

■病気・害虫について

アンスリウムは病気にとても強い植物であるため、比較的初心者でも育てやすい観葉植物だと言えるでしょう。
しかし、直射日光を当てないため、ハダニやカイガラムシといった害虫が付きやすいです。
葉が茶色くなった場合や緑色が薄くなった場合は葉の裏などをチェックしてみると良いでしょう。
小さく動きまわっているのがハダニで、テープの粘着剤で簡単に取り除くことができます。
黒い粒々が見える場合はカイガラムシで、こちらは葉っぱにこびり付いているため歯ブラシなどでこそぎ落とすように取り除いていきます。