祝い花

アレンジメントフラワーにも人気のスターチスの楽しみ方

スターチスの名前はあまり聞きなれないかもしれませんが、姿を見れば、あの花かと多くの方が見たことのある特徴的なお花です。
パープルやピンクなどの小さな花が連なり、生花でありながらドライフラワーや造花のような見た目なのも特徴的です。
比較的簡単に育てられ、種撒きからスタートできます。
秋に種を撒けば、翌年の春に可憐な花を咲かせてくれます。
花が咲いたら切り花として飾ったり、アレンジメントにしたりしてギフトにするほか、ドライフラワーにしても楽しめるのが魅力です。

■温度環境について

越冬温度の目安は4℃~5℃で寒さには比較的強いですが霜に当たると枯れるリスクがあります。
そのため、秋に種を撒いたら冬の間は室内に入れるか、霜の当たらない軒下やベランダなどに避難されるといいでしょう。
ただし、15℃以下の低温の状態に30日は置かれないと春に花が咲きません。
そのため、室内に入れる場合は玄関などに置くなど、暖房の効いた部屋は避けるようにしてください。
庭植えにした場合は霜に当たらないよう、地面に敷きワラなど敷いて保温を行いましょう。
夏場は高温になりすぎないよう気を付けながら、日当たりと風通しの良い場所で育てるのがベストです。

■水やりについて

スターチスは過湿が苦手なので、土の表面が完全に乾いてから水をあげます。
水を与えすぎると茎がひょろひょろと伸びてしまい、弱い株になってしまいます。
蕾が出始めたら特に過湿を割けて乾かし気味に維持し、茎がしっかり育つように管理してあげましょう。

■肥料について

肥料もあまり与える必要はなく、肥料の与えすぎも茎がひょろひょろと伸びてしまう原因になります。
植え付ける際に土にゆっくりと効く粒状肥料を混ぜ込んでおけばよく、元気に育っていれば、それ以上は必要ありません。
一方、少し生育が遅いようであれば、3月頃に追肥として液体肥料を施しましょう。
茎がひょろひょろ伸びると倒れやすくなるため、水と肥料のやりすぎには気を付けます。